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Hayashi Takahiko BLOG

秋は学会シーズン
2023.10.21

久しぶりにブログを更新します。

2021年4月から大学病院に異動し、診療・教育をしながら、経済界で有名な大前研一先生のもとで経営学修士(MBA)を取得するため会計学や組織マネジメントの勉強を行っておりました。コロナ渦で自宅にいることも多く、勉強には向いていたように思います。あと1年で論文を書いて卒業したいと思います。

コロナウイルス感染症に振り回された3年間でしたが、ワクチンの影響で終息に向かいつつあります。相変わらずハイペースで手術を行いながら、秋は学会シーズンということで国内外の学会に参加して参りました。

今年9月には久しぶりの海外学会(欧州屈折矯正白内障学会;ESCRS)に参加しました。開催地はオーストリアのウイーンで、ドイツ語圏ということでドイツに留学していた私は親近感を覚えていました。料理も美味しく、素晴らしい街でした。

今回はコロナウイルスワクチンの角膜移植への副作用について発表して参りました。あまり英語は得意ではないですが、仲間に助けてもらいながら講演をまとめ、なんとか発表を乗り切りました。海外の名の知れた先生方からも多くの質問をいただくことができました。結構自分の過去の仕事を見てくれている人がいるものだなと実感しました。(とても嬉しかったです。) 自分の意見を公用語でしっかり伝えることは大切だと思いました。

 10月には東京で学会があり、国際シンポジウムと手術に関する教育講演で講演する機会がありました。

学会も大変忙しいですが、専門の角膜移植手術、白内障手術は相変わらず多く、手術指導を含め、角膜移植手術の執刀件数は恐らく来年春には1,000件を超えることになりそうです。特に力を注いでいる角膜の内皮細胞移植について眼科医師会の雑誌で原稿を書かせていただきました。大好きな内容なのでめいっぱい書かせてもらいました。

今後も元気に走り続けてまいりたいと思います。

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